0歳の子供に読み聞かせをする意味はあるの?
いつから始めれば、どんな効果があるの?
月齢に合わせて適切な絵本を選べば、子供の成長を促すことができます。
「0歳に読み聞かせする適切な時期」「0歳に読み聞かせするメリット」などを紹介・解説していきます。
この記事を読むことで、読み聞かせの時間を楽しく「より効果的に」行う事ができます。
読み聞かせを始める時期はいつから?
0歳児に読み聞かせを始める時期は、育児に余裕が出てくるおよそ6か月ごろからがおすすめです。
もちろん、産まれたその時から読み聞かせを始める事で、赤ちゃんとのスキンシップを取れるほかに、脳を刺激することは出来ます。
しかし、育児に余裕がないまま読み聞かせをするよりは、育児に余裕が出てから行う読み聞かせのほうが後々結果として出てきます。
育児に余裕が出てからの読み聞かせをお勧めする理由は、後半で説明します。
それまでは、ママ・パパに余裕がある時に単発的に読み聞かせを行う事をおすすめします。
初めは、余裕がある時のみで、だんだん時間を増やしていくのがおすすめです。
6か月の他に、以下のタイミングで始めるのも一つの指標になります。
1~2か月
・目で物を追うようになる
3~5か月
・色や奥行きを認識できるようになる
6~7か月
・支えれば座ることが出来る
8~11か月
・言葉を理解し始める
読み聞かせをする意味と効果
0歳に読み聞かせをするには、次の2つの効果があります。
- 前頭葉の活性化
- 言葉の理解が早まる
それぞれの理由と仕組みを説明します。
絵本を読むと前頭葉が活性化する?
読み聞かせは、コミュニケーションを取る時間でもあります。
コミュニケーションを取る事で、お母さんとの楽しみを共有できるほか、主に前頭葉が刺激されます。
前頭葉は、一言で言うと感情をコントロールするときに働く脳の機能「理性」です。
絵本で前頭葉が活性化するの!?
いいえ、絵本で前頭葉が活性化するのではなく、コミュニケーションを取る事で前頭葉が活性化します。
コミュニケーションを取るとは、笑顔で余裕をもって赤ちゃんと楽しく接する事です。
そのため、絵本は育児に余裕が出て、読む側が笑顔で「楽しい気持ち」で読めるようになってからがおすすめです。
絵本を読むと言葉の理解が早まる?
絵本を読むことで、「言語野」と言われる領域を刺激することが出来ます。
言語野は、前頭葉の中にありますが、コミュニケーションでは全体的な刺激、絵本を読むことで言語野にダイレクトな刺激を与える事ができます。
言語野は、言葉を話す以外に、文字の理解、書字の機能があります。
しかし、それらは協調しているため、読み聞かせをすることで言語野全てを活性化することが出来ます。
さらに、絵本を長期的に繰り返し読み聞かせることで、言語野はより多くの神経回路を繋ぐ事ができます。
神経回路を繋ぐとは?
例えば、生まれたての赤ちゃんは見たいものを見る事すらできません。
それは、「見る」という神経回路が未熟だからです。
そして、何度も「見る」という行動を繰り返すことで上達し、そのうち見たいものを自由に見れるようになります。
これが神経回路を繋ぐということです。
ちょっとした小話ですが、右利きの人は言語野が脳の左側、左利きの人の一部には、言語野が右側にある人がいます。
人体の仕組みは、知れば知るほど不思議で楽しいですよね♪
どんな絵本がおすすめなの?
0歳の赤ちゃんでは、月齢や発達によっておすすめする絵本が変わってきます。
そのため、月齢や発達にあった絵本を選ぶことをおすすめします。
0歳全般では、コントラストの高い赤や白などのはっきりした色の絵本がおすすめです。
ほかにも、擬音の多い絵本や、ハグやタッチなどスキンシップの取れる絵本もおすすめです。
じゃあじゃあびりびり (22ページ)
『じゃあじゃあびりびり』は「単語+擬音」で構成されている絵本です。
さらに、コントラストも高いため、赤ちゃんが認識しやすくなってます。
2語文のみの構成なので、0歳に単語を理解させるのにはぴったりの絵本です。
ただ単語のみを覚えるよりも、擬音が入っていることで、より集中して絵本を読むことができます。
ぎゅうぎゅうぎゅう (24ページ)
『ぎゅうぎゅうぎゅう』は、くまさんや、お母さん、お父さん、いろんな人とぎゅうっと抱き着く絵本です。
その「ぎゅう」と抱き着いている時の子供の表情も愛らしく、読んでいるほうも癒される絵本です。
絵本を読みながらお子さんに「ぎゅう」と抱き着くことで、絵本の時間をより楽しく幸せに過ごすことができますね♪
まとめ
今回の記事をまとめると次の通りです。
- 読み聞かせは育児に余裕が出てから笑顔で楽しく!
- 絵本を楽しく読み聞かせすることで前頭葉が活性化!
- 絵本を読むことは言語野の活性化!
- 0歳におすすめな絵本はコントラストの高く、スキンシップの取れる絵本
絵本の読み聞かせの効果を最大限に引き出すにはお母さんの「笑顔」が第一です!
そのためには、育児に余裕が出てから、ゆっくり自分のペースで読み聞かせを行うことが大切です。
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