「ゆすってごらん りんごの木」ニコ・シュテルンバウム 作/中村智子 訳 (出版:サンマーク出版)
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「実の重さで傾いたリンゴの木、リンゴを落とすとどうなるかな?」
最初のページが、まるでニュートンのリンゴの木のように見えました。
小さな子供でも、物理的な法則が理解できる絵本です。
- 本のあらすじや対象年齢が分かる
- 実際の子供の反応を紹介
- 実感した絵本の効果を紹介
遊びながら学べる絵本「ゆすってごらん りんごの木」について、以下の点を紹介します。
絵本の基本情報
対象年齢・レビュー
ページ数:60ページ
*対象年齢:1~6歳
*文字数:少なめ
おすすめ度:
テンポの良さ:
*対象年齢、★は当サイト独自の考えです。
*文字数は本サイトの対象年齢と比較したものです。
日本ではあまり知られていませんが、ドイツでは大人気ベストセラー作品です。
ページ数は多いですが、話は4ページ毎に完結していくので、病院の待ち時間など、ちょっとした空き時間にも活用できます。
あらすじ
『あらあら、かわいそうな りんごの木 あたまが おもいのね ゆすって りんごを おとして あげないと さあ、ほんを ふってみよう』(2pより引用)
リンゴの木になっているリンゴの重みで、リンゴの木は傾いています。
本を振ってみましょう。
ページをめくると、木からリンゴが落ちて、リンゴの重みで曲がっていた木はまっすぐに立っています。
綿毛に息を吹きかけて綿毛を飛ばしたり、ロケットの発射ボタンを押したりと、子供のいたずら心をくすぐりながら、遊んで学べるページが続きます。
最後はうさぎさんの寝かしつけです。
絵本を抱っこしてゆーらゆら、うさぎさんが寝たら、起こさないように本を静かに閉じて、そうっとしまいましょう。
親子で一緒に遊べる、体験型の絵本です。
子供の反応・感想
「なんだこれ!?こんな絵本、見たことがない!」ページをめくるたび、ワクワクが止まりませんでした。
次は「どんな仕掛けが待っていて、どんな結果になるのかな?」と、いろんな想像が掻き立てられます。
絵本のなかには、卵を転がすために絵本を傾けるページがあります。
物理的な法則で、右に傾けなければならない事が、小さい子供でも視覚的に理解できます。
そのような遊びながら考える、学びのページがいくつもあります。
絵本の仕掛けを自分で解決していくことで、娘に自信が付いたように思いました。
「物を傾けると傾けたほうに転がる」、「物は落ちる」のような物理的な法則が、この絵本を読むと小さい子供でも簡単に理解することができます。
実感した効果
- 自分で考える力が身につく
- 想像力が豊かになる
💡 自分で考える力が身につく
学習用ドリルも、子供に考えさせる力を身に着けさせるものは多いですが、「遊び」の要素が少ないため、子供の自主性に欠けがちです。
その点、この絵本は遊びの先に学びがあるため、自主的に考えだします。
育児をしていて思うのは、学習には「本人のやる気」が極めて重要です。
この絵本は、「遊び」に焦点を置いて、その先に学びがあるため、子供は遊び感覚で学ぶ事ができます。
💡 想像力が豊かになる
この絵本は、考えさせるページがあるだけでなく、子供が考える時間を持てるような構造になっています。
例えば、「リンゴの重みで傾いたリンゴの木」のページの絵本を振ると、どうなるでしょうか。次のページにめくるまで答えが出てきません。
そのため、その間に子供は「どうなるのかな?」と考える事ができます。
絵本を読むたび、子供の珍回答が返ってきました。
2歳の娘が「リンゴがこっちに飛んでくるかもしれない!」と答えてきたのが衝撃的でした!
親子で、「どうなるかな?」「こうなるかもしれないね」なんて会話をしながら、コミュニケーションが取れたら素敵ですね♪
まとめ
「ゆすってごらん りんごの木」をまとめるとこんな絵本です。
- 1~6歳を対象にした絵本です。
- りんごの木(絵本)を振ったり、ロケットのボタンを押したりして遊びながら学ぶ絵本です。
- 絵本を読むと遊びながら様々な経験や体験を学ぶことができます。
「これをしたらどうなるのかな?」
子供の疑問の先を、遊びながら学習することができます。
イタズラ盛りの子供の好奇心を、この絵本で学びながら満たしてみませんか?
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*本記事はすべて、個人の感想とレビューです。