「ノンタンいもうといいな」キヨノサチコ 作(出版:偕成社)
⌚この記事は1分で読めます #ノンタンあそぼうよシリーズ
ノンタンの妹「タータン」が登場します。「いもうといいな」でも、可愛いだけかな?
兄弟の複雑な心境が描かれています。
- 本のあらすじや対象年齢が分かる
- 実際の子供の反応を紹介
- 実感した絵本の効果を紹介
兄弟を大切にしたくなる絵本「ノンタンいもうといいな」について、以下の点を紹介します。
絵本の基本情報
対象年齢・レビュー
ページ数:32ページ
*対象年齢:1~4歳
*文字数:普通
おすすめ度:
テンポの良さ:
*対象年齢、★は当サイト独自の考えです。
*文字数は本サイトの対象年齢と比較したものです。
ノンタンシリーズ絵本全36作品のうちの1つです。
下の子ができると、上の子は我慢を強いられがちですよね。
そんな兄弟の「よくある葛藤」を描いたこの絵本に、お子さんは気持ちが救われることでしょう。
内容
ノンタン、タータン、ぶたさんで、積み木で遊んでいると、幼いタータンは、訳も分からず積み木を投げて遊び、豚さんにぶつけてしまいます。
ノンタンは怒って、外にいるうさぎさんのところに遊びにいきます。
うさぎさんの所に遊びにいっても、ノンタンにベッタリのタータンに、ノンタンが怒って、タータンを仲間外れにしてしまいます。
暫くすると、タータンが迷子になってしまったことにノンタンたちが気づきます。
ノンタンと豚さんがタータンを見つけると、「タータンごめんね、ごめんね」
ノンタンは泣きながらタータンを抱きしめます。
ノンタン、大好きなタータンが見つかって良かったね!
「いもうと いもうと いいな いいな。」
子供の反応・感想
豚さんにいじわるしたタータンの事をノンタンは邪魔に思いましたが、タータンからしてみれば、訳も分からず置いて行かれてしまった状態です。
上の子が遊んでいる最中に、下の子が悪気無く邪魔をしてしまう喧嘩はありがちですよね。
2歳の娘には、0歳の弟がいるので、娘に読み聞かせるときには「娘なら、弟がお友達に悪さしたらどうするかな?」と声掛けしながら読み聞かせています。
初めは「あっち行ってって言う」と言っていましたが、だんだん「こうして遊ぶんだよって、積み木を重ねてあげる」と優しい答えが返ってくるようになりました。
娘には、弟が邪魔をしても、悪気がない事が理解できた様子です。
反対に、私は、上の子がのびのびと遊べるような環境の配慮を心がけようと思いました。
ノンタンも、結局はタータンが大切なように、娘も弟のことをとても大事に思っています。
「あっち行って」なんて言って、本当にいなくなってしまったら悲しいですよね。
大切な人にひどい言葉掛けをしないための教科書になりました。
まとめ
「ノンタンいもうといいな」をまとめるとこんな絵本です。
- 1~4歳を対象にした絵本です。
- ノンタンは悪さをしたタータンを仲間外れにし、タータンは迷子になりますが、豚さんとノンタンが無事見つけます。ノンタン、大切なタータン見つかって良かったね。
- 絵本を読むことで、兄弟の大切さを学ぶ事ができ、喧嘩した時の対処法などを一緒に考える事ができます。
ノンタンは、子供が共感しやすい絵本のため、「正しい行動をするだけの絵本」よりもぐっと引き込まれます。
「どうすればいいのかな?」と、子供自身が答えを考えます。
大切な人に、勢い任せでひどい言葉かけをしないように、普段から言葉を選ぶ練習をしておきたいですね♪
*本記事はすべて、個人の感想とレビューです。